BTSは、ただのボーイズグループでは無い!”Love Yourself”のベースになった本”Into The Magic Shop”の衝撃!
http://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2076430
まずはメンバー紹介から (年齢の高い順にご紹介)
Jin
ジン JIN キム・ソクジン 1992年12月4日(25歳) 179cm/60kg/O型 ボーカル
出典 防弾少年団 – Wikipedia
今回の”Fake Love” の冒頭を飾る映像だが、なんて美しいんだろう!!でも、性格は素晴らしく常識的で、普通らしい。自分でハンサムだと言ってしまったり、ファンに投げキッスなど、ナルシストぶりを面白キャラに変えているが、嫌みが無く可愛い。
Suga
・シュガ SUGAミン・ユンギ 1993年3月9日(25歳)174cm/57kg/O型ラッパー
出典 防弾少年団 – Wikipedia
個性的なラップが、ティーンズを中心に大人気だ。普段はクールだが、時々感受性の強い一面を見せる時がある。そして彼の無反応や無表情が、妙に面白く感じる。作詞作曲のセンスは天才だ。ラッパー特有の反逆精神が一番表に出ている人。負のエネルギーが、半端じゃない!
J-Hope
・ジェイ ホープJ-HOPE 1994年2月18日(24歳)177cm/59kg/A型ラッパー/ダンサー
出典 防弾少年団 – Wikipedia
彼のオリジナリティあふれるダンスは、誰にも真似ができない。キングオブダンスと呼ばれている。ラッパーでもあるが、とにかく彼の魅力のすべてはダンスだ。抜群のリズム感と柔軟な身体を生かしたダンスは、BTSの見どころでもある。BTSのムードメーカーでもあり、常にハッピーな雰囲気を作ってくれる。作詞作曲もRM, Suga とともにこなしている。
RM
・アールエムRMキム・ナムジュン1994年9月12日(23歳)181cm/64kg/A型リーダー/ラッパー
出典 防弾少年団 – Wikipedia
これは、”FAKE LOVE”発表直後のBIllboard の受賞シーンだ。彼の存在は非常に大きい。ビルボードでも、この立派な英語のスピーチで、ファンの心を掴んでいる。日本語も日に日にうまくなっている。とにかく、頭が良い。”花様年華”から続くストーリーを持ったMVの数々は、本当に素晴らしい!今まで誰も出来なかった事を彼は成し遂げている。全てのストーリー展開、作詞作曲は、彼がその中心となって行っている。
Jimin
・ジミン Jimin パク・ジミン 1995年10月13日(22歳)173cm/60kg/A型ボーカル/ダンサー
出典 防弾少年団 – Wikipedia
Jiminの粘りのあるダンスは,魅力的だ。チームの中でも、その練習量の多さはピカイチで、彼のダンスのファンも多い。ブラックヘアーも良く似合うが、Blood Sweat & Tearsで見せたグレーヘアーの妖艶なイメージは、彼のもう一つのセクシーな顔になった。メンバーの中で、一番雰囲気が変わったのもJiminだと言われている。
V
・ブイ V キム・テヒョン1995年12月30日(22歳)179cm/63kg/AB型ボーカル
出典 防弾少年団 – Wikipedia
全てのストーリーは”I Need U”から始まった。家庭内暴力から父親を刺してしまう、と言う罪を背負った重い役を、彼はよく演じ切っていた。俳優としても、活動している。西洋人の骨格に、超アジアンビューティな瞳が付いた独特の美しさだ。性格は4次元キャラと言われる、突拍子もない部分がある。子供、動物、ぬいぐるみが大好き!
Jungkook (Kookie)
・ジョングクJungkookチョン・ジョングク 1997年9月1日(20歳)178cm/61kg/A型ボーカル/ダンサー
出典 防弾少年団 – Wikipedia
最年少でありながら、黄金マンネと呼ばれるその身体能力の高さと歌の上手さは、年々磨きがかかっている。実際、BTSのセンターで活躍していて誰からも好かれる、明るくて面白い性格だ。今回の”FAke Love”のMVで見せた表現力は、素晴らしかった。彼は、どんどん進化を遂げている。ダンスは、Jimin のねばりのあるダンスとは対照的で、切れ味のある上手さが光っている。
“Into The Magic Shop”の衝撃
今回、”Love Yourself”の土台となった”Into the Magic Shop”を読んだ。私は、この本を読んで本当にRMがBTSとしてやりたい事を理解した。衝撃だった!
そして次に思った事は、多分、RMとBTSは、この本に書いてある通りのマジックを使って、あのビルボードのステージに立ったのだろうと、私は本を読みながら思った。(マジックのやり方は、細かく説明が載っている)
この本は「スタンフォード大学の脳外科医が教わった人生の扉を開くマジック」というサブタイトルが付いている。いわゆるマインドフルネスについて書かれた、非常にポジティブで感動的な内容だった。
これは、もう何度も書いてきた事だが、”花様年華”から始まるシリーズは本当に素晴らしい。特に”I Need U”で見せた「ティーンズの孤独」というものをテーマに”WINGS”ではヘルマンヘッセの”ダミアン”がテーマとなって”花様年華”が進化し,”LOVE YOURSELF”と続いて行った。こんなストーリー展開はBTSでなければ作り出せなかった世界観だ。
抜群の頭脳と音楽のセンスを持ったRMと、彼を心から信頼するメンバーのBTS。仲間の大切さを、彼らは身をもって教えてくれる。RM の作り出す世界や音楽は少し切ない。自分と近い世代がどれだけ傷つきやすく、死と隣り合わせでいるかという事を彼は良く知っている。暗い世界はパラレルワールドの様にいつでも反転し、犯罪や死と結びついてしまう。だから、負けるな!自分自身で立ち上がれ!というエールを、”NOT TODAY”では送ってくれた。
学校や家庭や秩序に背を向けて生きても、自分のプライドだけは捨てずに自分自身を信じなさい!自分の人生は自分でしか決められないのだからと、今回の”Into The Magic Shop”は言っている。
防弾少年団の意味とは、「10代、20代の抑圧や偏見を止め、自分達の音楽を守り抜く」というものだが、勿論音楽と言っているのはそれだけではなくて、大切なものを見失わず生きて行こうというBTSの願いが、そこには込められている。そして、一緒に歩いて行こうと言っている。
RMがBTSに拘り、SNSも駆使して自分達の今を伝えARMYと繋がろうとするのは、彼らも日々悩み、努力し、本番に臨んでいる。まさに、それが青春であり今しかできない現実をメンバーとともに、そしてARMYとともに共有したいと思っているからだ。その共有感が、世界中にファンの輪を広げている。
K-POPの中には、他にも素晴らしいグループはたくさんいる。しかし、やはりBTSでなければと思わせるのは、大きなストーリー展開されたMVの数々、そこで表現されるティーンズの孤独感や反逆精神を理解しながら、そこにとどまるのではなく立ち上がれ、と肩を押してくれる彼らの明るさや優しさが、今までにない世界を作り出しているからだと思う。
社会や秩序に反抗するアナーキーなグループや歌は沢山あった。しかし、それらはすべて反逆と問題提起と嘆きに終わっている・・・BTSは、何も諦めない。
人生の扉を開くマジック
そして、今回イメージの土台となった”Into The Magic Shop”は、脳と心臓がどのように関係し共鳴し、人生に変革をもたらすのかを、スタンフォード大学の脳外科医の人生を通して、「人生の扉を開くマジック」という形で、そのマジックのかけ方をとても易しく教えてくれている。
RMが今までのストーリーの答えとしてこの本を選んだという意味は大きい。私は、”花様年華”から”WINGS”へと続いて行く、ティーンズの孤独や悩みに対する答えは”NOT TODAY” だと思っていた。”Love Yourself”は、”I NEED U” 以前にさかのぼってストーリー展開された謎解きゲームの様に感じていた時もあった。
しかし、違っていた。RMが成し遂げようとしている事は、もっと深く大きい世界だ。
ARMYは、今世界中に輪を広げている。そんな中,”Into The Magic Shop”は先日発表された。この本は、いま売り切れが相次いでいる。自己を肯定し、他人と繋がり、共鳴し合い、助け合う、そこには開かれた心と大きな愛がある。この本は、誰でもそうなれるというマジックを紹介している素晴らしい本だ。冒頭にも書いたが、BTSは間違いなくこのマジックを使った。そして、全員があのビルボードの授賞式に出て、2度もRMは感謝の言葉をスピーチした。人はすべてを肯定し、自分のなりたい姿を強くイメージすれば絶対になれると、この本は教えている。
彼らは一人一人が魅力的で、アイドルの中のアイドルだ。しかし、BTSは本当にRMを中心に精神的に成長した。富と名声を手に入れた時、次にする事は、与える事だとこの本は教えている。今、彼らは自分達がその広告塔になりうる、という事を充分理解している。そしてBTSは本気でその活動に乗りだしている。
2014年4月に韓国の海岸でフェリー船セオル号が沈没して約300人の学生が死亡した事故のあと、BTSは犠牲者の遺族たちに10万ドル(約1千万円)を寄付することで自分たちの立場を表明した。
数年前にBTSのメンバーSugaが、金持ちになったらファンに牛肉を買ってあげると言ったことがあった。そして2018年、Sugaは自分の誕生日にARMYの代理として1万9千ドル(約200万円)分の牛肉を孤児たちに寄付したのである。これに共鳴したファンはSugaと同じように自分たちも寄付を行った。
また、BTSが反暴力の「Love Yourself」キャンペーンでユニセフ(国連児童基金)とパートナーシップを結んだとき、彼らのファンはどんな助けが出来るのかをグループに確認したと言う。そしてこの5月、ユニセフUSAが行った栄養失調の子どもたちに食べ物を送るキャンペーンにBTSファンであるARMYが参加し、寄付金額100万ドル(約1億1千万円)を2日間弱で達成した。
BTSを共有し共鳴するファンは増え続けている。これは、本当に素晴らしいマジックなのだ。
彼らの楽曲は、今やワールドワイドなテイストを取り込んで進化を続け、コミカルな“Anpanman”の様な曲を歌っていたかと思うと、ラテンのリズムの”Airplane pt.2” の様なセクシーなメロディまで歌いこなす。この最高に美しいアイドルグループに夢中になるファンは拡大を続けているが、BTSは今後大きな一大ムーブメントに,その活動の場を広げるかもしれないし、広げられる可能性を一番感じるグループだと思う。
この本は、BTSからARMYに贈った信じられないほど素敵なプレゼントだ。私にとっても、この本は人生のバイブルにしたいほどの最高の一冊だ。
まだ読んでないARMYがいたら、是非読んでこのマジックを自分自身でトライしてみてほしい!!!