私は、先日のBTSのソロ活動宣言は非常に納得して、今後のBTS についてはもう書かないと決めていたが、今回のJ -Hopeのソロコンを見て、ちょっとだけ書きたくなった。

私はキングオブダンスのJ-Hopeが心底好きだ。

音のど真ん中を掴んで、そこから自由自在に表現していくオリジナリティ溢れるダンスは、誰にも真似できないと思う。k-popのアイドルグループには、歌もダンスもびっくりするほど上手い人たちがひしめいているが、その中でも頭ひとつ抜けているのは、やはり彼のオリジナリティだ。

そんな1番の見どころであるダンスまで封印して訴えたかったもう一つの彼の世界観”Jack in the box”に、本当にあの日のオーディエンスは拍手喝采を送ったのだろうか？と、当日はかなり疑問だった。

あの拍手はBTSのダンスを、専属振付師のMr.Sonと引っ張ってきたBTS パフォーマンスの精神的支柱であるJ -Hopeの長年の功績や、まず自らが一番手でソロとしてやりたいことをやるという、難しい部分を引き受けた行動力に対しての賞賛の拍手ではなかったか？と思った。

“Jack in the box”の新曲のMVは、今までのJ-Hopeのイメージとは打って変わって、ダークでちょっとヒステリックで、これがJ-Hope?と思わせる映像だった。でも当日、本当にこの曲とダンスを封印したダーク路線を前半に持ってきて勝負に出たJ-Hopeには驚かされた。なぜ？と思った。

ある意味、感動でもあったが。。。

これまでの自分のイメージを変えてでも、これがやりたかったんだ！と訴えるのには、勇気がいる。しかも話題も実力も頂点を極めるポップス界のモンスター・BTSの中で作り上げた自分の役割やイメージからこっちの路線にシフトするのは、並大抵の覚悟では出来ないと思った。その心意気というものに、J ~Hopeらしさを感じたのは事実だ。

実験を試みたような気もする。

なぜなら、その数日後に2本のダンスプラクティス動画が公開されたからだ。

この動画を観て、私はやはりこの路線だ！明るくて爽やかなナイスガイ、キングオブダンス、J-Hopeが大好きだと率直に思った。

ARMYの暗黙の答えは、コンサート直後の「チキンヌードルスープ」３億回再生のニュースで、私は理解できたようにも思った。

2021オンラインコンサートの「チキンヌードルスープ」

こんなふうに正確に音を刻みながら、全身全霊で楽しい気分を表現できるのは、J-Hope以外にはいない。

ソロコン直後に公開されたダンスプラクティス動画

この2本の動画は、「もちろんみんなのJ-Hopeは健在だよ！」と言っているような気がした。

[CHOREOGRAPHY] j-hope ‘Hope World’ Dance Practice (Lolla 2022 ver.)

この軽くてダイナミックで明るい表現は、彼の類い稀な身体能力とリズム感の良さからくるものだ

性格も底抜けに明るく周囲への気配り、面倒見の良さなど良い人柄がダンスからも感じられる。

「DYNAMITE」もロラパルーザバージョンが、今までと違う魅力に仕上がっていた。このウェアを着て欲しかったな。。

[CHOREOGRAPHY] BTS ‘Dynamite (Tropical Remix)’ Dance Practice (Lolla 2022 j-hope ver.)

軽くて陽気なホビらしさのあふれたダンス。JIMINもこのバージョンを絶賛していた。

というわけで、私は今回のソロコンの新曲に関しては、「お疲れ様でした。BTS の活動の忙しい中、あれだけ仕上げてきた事にまず敬意を表したいし、イメージを変えて一番乗りでソロにトライした姿勢に拍手を送りたいです。

最終的にこれは、J-Hopeというアーティストの一つの通過点だと思う

明るい面と暗い面を持っているのが人間で、その両輪のバランスをとって生きているのだけど、ホビが表現する世界とイメージは、明るく爽やかで誠実な、永遠のキングオブダンス・J-Hope worldであってほしいです。なぜってこんな表現力を持つダンサーは、なかなか出てこないから。

これから、このダークとブライトの二つのイメージをJ-Hopeがどのようにまとめてくるのか、また目が離せなくなりました。

読んでくださった方ありがとうございます。