別れてはまた巡り合う!東方神起と日本のファンとの絆は続いて行く!
この記事は、spotlight 編集部から2015年3月に公開され反響をいただいたもので、当時はmakibakoの名前で公開していました。
今回、この記事を永久保存する意味で自分のサイトから再度投稿させていただきます。
東方神起と日本のファンの絆は特別です!ファンは彼らと共に歩んでいる!
https://www.youtube.com/watch?v=-FCTxc1NZPk&list=RDH2cSrO_soIY&index=3
東方神起のツアーチケットは、予約受付と同時に売り切れます。ここ3年間のジャパンツアー動員数は200万人。(2015年時点)
歴代海外アーチストとしては最短の一位に輝いています。また、第29回日本ゴールドディスク大賞(2014年)のアジア部門では、5冠達成という快挙を成し遂げました。
しかし、この華々しい復活は自国のファンのみならず、二人が異国の地である日本の人々に深く愛された結果でもあったのです。
メンバーの訴訟事件と脱退
http://kyun2-girls.com/archives/442
10年前5人だった東方神起の日本でのデビューは、けして輝かしい物ではありませんでしたが、努力の甲斐あって4年後には武道館の成功を収め、2年連続で日本レコード大賞優秀作品賞を獲得しました。。
紅白出場も2回目となり人気も不動のものになろうかという矢先、その事件は起こりました。
メンバー5人の内の3人が、事務所に対して不当な労働条件や長すぎる契約期間を理由に訴訟を起こしたのです。
結果的には念願だった紅白は、楽屋の中にパーテーションを置き2人と3人に分かれるという異様なものになって行ったと言われています。
その後3人は脱退、残った2人の東方神起としてのスケジュールはゼロになり、先が見えない最悪の状況になって行きました。
2人にとっては先が見えない最悪の状態
http://wearet-tvxq.com/2011/03/16/63337.html
その後の空白の1年がいかに暗く不安だったかは、何年か経ってから2人の口から語られています。
しかし、その活動休止の辛い時期を彼らにとっては異国である日本のファンが2人を心からサポートしたのです。
なぜ日本のファンは離れなかったのか?
高い歌唱力と抜群のダンスパフォーマンスに対する評価は勿論でしたが、何より日本人が感動したのは2人の人としての姿勢にあったのです。
リーダー、ユノの純粋さと正義感、優しさは周囲から天使と言われるほどです。舞台の迫力からは想像も出来ないほど、日常の彼らは純朴です。
(この訴訟事件に対する3人への賛否は分かれる所なので、ここでは控えさせていただきます。)
ユノと出会ったほとんどすべての人が、彼を好きになってしまうと言います。今まで育ててくれた事務所に対する恩義、事件に関してはほとんど語らない男らしさ、東方神起の名前を守ろうとする実直さはファンの心を強くつかんで行きました。
実際、リーダーであったユノの元を離れた3人に対しても、文句一つ言わず逆に心配するコメントまで送っています。
地震の直後に変わった私たちの価値観!!
そして、それをサポートしながら素直に彼に着いて行くチャンミンの姿勢も美しいものでした。今は希薄になりつつある日本人の美徳とされる物を、彼らは持っていたのだと思いました。2人の純粋な人柄に多くのファンは改めて心を動かされ、共鳴して行きました。
再結成して2か月後の2011年3月11日に地震は起きました。地震の直後、私達の価値観の軸は少し変わったように思えます。求めたものは正しいもの、純粋なもの、癒されるものでした。
そして、彼らはまさにそこにいました。一度は傷つき、そして力強く再生した姿を私達に見せてくれたのです。
今、多くのファンは彼らに憧れ歓声を上げるだけではなく、彼らとともに歩んでいるという感覚を持っています。彼らが頑張っているから自分も頑張るというファンの声をよく聞きます。
東方神起にとっても日本という国は、苦労して成功し、その後の辛い時期を支えてくれた特別な場所でもあるのでしょう。
東方神起のステージはいつも全力疾走!
http://mobile.newsis.com/view.html?ar_id=NISX20130820_0012298852#imadnews
https://antenna.jp/articles/6119385
ユノの踊りの上手さはK-POPの中でも群を抜いています。そしてチャンミンの歌唱力はデビュー当時から進化を続け、今では目を見張るものがあります。才能がまさに開花したのです。
180センチを軽く超える2人のパフォーマンスと歌唱力は、大きなステージでも観客を圧倒するものです。最高のステージを、いつも見せてくれます。
時々インタビューで2人は、辛かった時の事をポツリと口にすることがあります。そして、だからこそ舞台はいつも全身全霊で作り上げていると。
ユノが怪我をした直後も舞台では手を抜かず全力疾走する姿に、会場からは悲鳴が上がるほどでした。ツアーチケットが予約開始とともにソールドアウトは充分うなずけます。3時間半という充実したコンサートの中身、それに向かう彼らの姿勢はまさに鬼気迫るものがあります。
入隊が迫る今回のツアー
韓国は徴兵制があり、30歳頃までに入隊しなければいけません。本国で先月に30歳を迎えたユノは今回のツアー後しばらくしてから入隊し、チャンミンはユノの後に続くと言われています。
2人の兵役の期間を足すと、2年以上もの間活動が出来なくないます。今回のツアーはファンにとっても入隊前の貴重なものです。4月2日まで続くツアーはそんな状況の中、舞台上の彼らも観客も一つになり、日に日にヒートアップしています。
ニューシングルの「サクラミチ」
http://toho-jp.net/special/sakuramichi/
新曲「サクラミチ」は、そんな2人の心の心境にピッタリなナンバーです。新しい環境になっても、思いは繋がって行くから一緒に歩いて行こうという内容です。
そこには今まで応援してくれた日本のファンへの思いが溢れています。5人から突然二人になって不安もある中、日本のファンに支えられて歩いてきた道。この曲は初週売り上げオリコンチャート2位に輝いています。
しばしのお別れ
https://blog.goo.ne.jp/majo3majo3/e/19a46259452c3465ceaaed7e3cb828b9
このツアーの後、時間は未定ですが、2人はそれぞれに旅立って行くでしょう。そして、帰国後のステージが行われるまで、日本のファンは今まで通りじっと見守り続けるでしょう。
最近のインタビューでユノは、「10年経ってこんなに日本のファンに愛されるとは思わなかった。」と、語っています。毎回コンサートのラストに、彼らは観客と一緒に叫びます。
「We are T(東方神起)!!」と。彼らにとっての日本のファンは、東方神起の大切なメンバーなのです。メンバーみんなで歩んで行く東方神起ワールドは、これからもますます広がって行くことでしょう。
注:
この記事は、あくまでも彼らにとっては異国の地、日本で起きた感動的なエピソードを、広く日本の読者に知ってほしいという思いで書きました。
東方神起の辛かった空白の1年間を、実質的にも、精神的にも支え続けた本国のファンクラブ「カシオペア」の存在には、いつも敬意を表しております。