Maki Midori的考察・・・スポーツクラブでリフレッシュするはずがストレスが溜まる!

スポーツクラブ画像

ダンススタジオとは全く違うメンバーのノリ

スポーツクラブと言うと、笑顔で爽やかに挨拶して運動して良い汗をかいてシャワーを浴びサウナで寛ぎ、日頃のストレス解消を存分にして帰りには身も心もリフレッシュしている・・・・というイメージを私は長い間持っていた。
ところが、いざ入ってみると現実のギャップに焦りまくる事になる。

私は長い間のファッションビジネスの知識を生かして、思い切って数年前からフリーになった。
朝から晩まで会社の中を駆け回るデザイナーの仕事から、企画アドバイザーの仕事に自分の生活をシフトするように切り替えて行った。
フリーとなるとどうしてもホームワーク、特にパソコンを使う仕事が多くなる。
そんな中、健康管理は不可欠なので以前から行ってみたかったスポーツクラブに通う事にした。

運良くスポーツクラブは家のすぐ近くだったので、思い付いた日に申し込み、通い始めた。
もともと、子供の頃からバレエを習い、その後もモダンバレエ、社交ダンスのラテン、フラメンコと踊り続けて来たので、振り付けを覚えるのは早かったし、身体もそれなりに動いた。
過去に習ったダンスはカルチャーの様な軽い教室ではなく、著名な先生のいるダンススタジオだったので、そこにいる人達は皆ダンスの話しか興味の無いような人達ばかりだった。
レッスンが終わって皆で食事に行っても、話す事はダンスのコンサートの話や自分達の先生の事などで、私的な話題なんてほとんど無かった。
その頃は、会社とはまるで違う友人達と踊り、語らい、心身ともにリフレッシュしていた。

それがだ!!スポーツクラブときたら・・・。

まず、第一日目に会員のいかにも古株という感じの年配の女性に、家族構成を聞かれた。職業と既婚か独身か、持ち家か賃貸か?
毎回、行けば何かしら自分の個人情報を語らなければならないような事が続いた。
私は家がすぐ近くだし、シャワーは家で入って寛ぎたかったので、レッスンが終わるとすぐ着替えて帰ってしまうのだが、その古株はなぜシャワーを使わないのか?使えない理由でもあるのか?・・・・とにかく、うるさ~~~~~い!!!

フルタイム出勤が一日で、あとは半日出社して仕事を自宅に持ち帰り、パソコンで会社と連絡を取りながらのフレキシブルな内容なので、結局私は昼間のスポーツクラブを知る事になった。
主婦も20代、30代の働き盛りではなく、子供に手のかからなくなった40代以降の女性が多かった。
私にとっては生まれて始めて知るタイプの人達がほとんどだった。
私の周りのファッション業界の人間は、とにかく自己主張のかたまりで自分大好きな自由人が多かった。
それが、スポーツクラブの人達は全く様子が違う。
あまり自己主張はせず、風向きを見るような人が多い気がした。

暗黒のサウナ

そんな中、クラブで最もうるさいと感じたのはやはり長老達だった。その中の数人が手厳しい人批判をするのを、取り巻きが見守っていた。
その後、人づてに聞いた話では特にサウナの中は、人の噂話や悪口で物凄い暗黒の湯気に包まれる時間帯があるらしいという事だった。
もちろん全員がそうであるわけはないが、クラブに長く滞在する人の中に他人の事が気になってしょうがないタイプがいるらしい。
窓も無い密閉されたサウナの中で、海山千年という感じの苔むしたおばさん達がジッと座っている。
クラブに通う人達の陰口や噂話でざわついた空気感の中、業の深い汗が体内から絞り出されてポタポタと落ちて行く。

そんな状況が浮かんできて、オエッとなった。オエ~~~~~~~ッとなったんだ。(なぜか2回言いたくなった・・・。)

たとえば、前に通っていたお爺さんを最近見ない、と誰かが言い始める
すると誰かが、あの人はこんな病気で、もう通えないらしい、と言う。
すると誰かが、お気の毒ね、私はこの間見かけたけど酷い状態だったわ、と言う。
あれから見ないけどどうしたのかしら?と言う。
そして、皆のどうしたのかしら?心配ね、が始まって
しまいには、もしかして亡くなったんじゃないかしら?まで行くらしい。
想像の中で人一人葬ってしまうわけだ。

その暗黒のパワーたるや、凄まじい。
スポーツクラブに通うおばさん達は、その年代の中では健康で若々しく経済的にも余裕がある。
もう、子供や孫の面倒も見なくて済むので時間とお金を手にした自由人だ。
しかし、せっかく手にした気持ちのいい自由をそんな風に使うのは勿体ないと思うのだが・・・。

負のパワーと言うのはとても強いと思う。憎しみや恨み、妬みのパワーは正しくあろうとするパワーよりもずっと深く強く人を動かすような気がする。
陰口おばさん達は、いつも自分の方が上だったり幸せだったり、人と比較して勝ちたがっている。
容姿はもう諦めたとして、残るは健康と経済力だ。
そんなモンスター達は、グループを作りたがり、自分の気分をスッキリさせてくれる敵をいつも物色している。
そして憎むべき相手を見つけた途端、大悪口をサウナでしゃべりまくる。
それが彼女達のリフレッシュタイムらしい。

素直で正しい人達のグループは、なぜか勢いが無い。
正義を主張するという事がどれだけ勇気のいる事か、という現実を見せられるようだ。
他人の批判や悪口というのは、きっと簡単なんだろう。
誰にも苦手な相手や、訳も無く好きになれない人はいるものだ。
しかし、理由も無く人は他人を嫌えない。少しでも正義感が残っているなら、そこで人は苦しむはずだ。
ところが、近くに誰彼と無く大悪口を吹きまくる人達がいると、自分のちっぽけな正義感はなんだか気恥しくさえ感じて来る。
私だって前から言いたかったんだと・・・・そして負の方向に自分を解放しだすともう止まらなくなる。
なんだ、こんなリフレッシュ方法もあったのかと・・・・・。
いつの間にかサウナの中に自分の席をしっかり確保して、同じ黒い汗を流すようになる。
まるで、どっかで見たホラー映画の様だ。

寿命も延び、美魔女も現れ、おばあちゃん達もストレッチウェアに身を包んでエアロビクスに参加するようになった。
昔の様に一日中家事に追い回される女はもう存在しない。
メカに助けられて、余った時間はスポーツクラブで汗を流す。
本来なら喜ぶべき事なのだが、もうこれ以上はいい!!と、言いたくなる時もある。
通い始めて早5年となり、親しい友人も出来たが、未だに陰口おばさん達には慣れない。
リフレッシュの方法は人それぞれだが、人をつぶしてその時だけ良い気分になっても、本当のリフレッシュにはならない。

今日もそんなモンスター達には一切近づかずに、自分のやりたい事だけやって家のシャワーで汗を流し、リビングで寛ごう!!

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